世にも珍しい下水道の博物館がある小平市。
小平は、今でこそ台地の上にある平らな土地で、災害に強いです。しかし、平らであるのと川が近くにないために、下水道が発達する前は大雨のたびに町が水没する土地だったそうです。
下水道館は、平成2年度に下水道の普及率が100%を達成したことを記念してつくられました。累計50万人の来場者を記録したそうです。
日曜日に訪れましたが、見かけた来館者は5グループくらいだったかな。貸し切り気分が楽しめました。
意外と大きな建物の中に入ると受付があります。入館無料なので、何を受け付けているのかよくわからないですが。
「階段で地下5階まで下りて、エレベーターで戻ってきてねー」と案内されました。
とりあえず地下5階を目指します。お目当ては日本でここにしかない「中に入れる本物の下水管」!
入れませんでしたー!!モニターで中の様子を映してくれているけど、画面で下水管を見てもねぇ。。。
というわけで、こちらはまたの機会。今度は登ることにしました。いちいちエレベーターの面倒なので、階段で登りました。
結構気合の入ったミニチュア井戸。狭く深い穴を掘れなかったため大きな穴を掘ってぐるぐると通路を作ったらしいです。
あとは江戸時代の日本の下水事情や、諸外国の下水の歴史などが展示されています。結構勉強になります。おフランスが糞尿まみれの街というのは有名な話でハイヒールは排泄物を踏まないために生まれた履物だとか。糞便を建物からまき散らす人が珍しくなったそうです。
半面、江戸時代の日本は下水をしっかり整備していて清潔な街だったそうです。コロナの影響の代償もそういうところ、国民性が大きいのでしょうか。
他にもいろいろありましたが、2歳の息子の抱っこ攻撃が始まったので、あとは流し見をして退散しました。
小学生の自由研究とか、ここのレポートを作成すればいいんじゃないかな、と思いました。
下水道管が再開したら、また行ってみたいです。
小平市の中央公園のそばにあります。
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